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2018年度 中部支部 第1回研究会

Posted in 研究会 on 10月 6th, 2018 by admin – コメントは受け付けていません。

2018年度|中部支部|第1回研究会

日本映像学会中部支部第1回研究会は、名古屋大学映像学分野・専門による国際ミニカンファランス「ワールド・シネマの新地平」との合併企画として開催します。
日時:2018年11月10日(土)15:10より(国際ミニカンファランスは10:00より)
会場:名古屋大学(東山キャンパス)文系総合館7階カンファレンスホール
(〒464-8601  愛知県名古屋市千種区不老町)

日本映像学会中部支部第1回研究会は、名古屋大学映像学分野・専門による国際ミニカンファランス「ワールド・シネマの新地平」との合併企画として開催します。

日時:2018年11月10日(土)15:10より(国際ミニカンファランスは10:00より)
会場:名古屋大学(東山キャンパス)文系総合館7階カンファレンスホール
(〒464-8601  愛知県名古屋市千種区不老町)

◎スケジュール
 15:10-15:15 日本映像学会中部支部理事挨拶
 15:15-15:45 研究発表:馬定延(マ・ジョンヨン)会員(明治大学特任講師)
 15:45-16:15 研究発表:洞ヶ瀨 真人会員(中部大学人文学部非常勤講師)
 16:30-18:00 招待講演:トマス・エルセサー氏(アムステルダム大学名誉教授)
 18:00-18:20 支部総会

※終了後、学内にて懇親会

◎招待講演
Transnational Cinema or World Cinema: Why Filmmakers Find Themselves Serving Two Masters
トランスナショナル・シネマ、またはワールド・シネマ: 映画制作者はどうして二人の主人に仕えることになるのか

トマス・エルセサー氏 (アムステルダム大学名誉教授)

Abstract:
My lecture proposes the term “transnational cinema” and considers its typical features from several different perspectives: first, as a notion that competes with other terms which also want to characterise non-Hollywood cinema, such as ‘world cinema’, ‘independent cinema’, ‘accented cinema’, ‘peripheral cinema’. Despite being itself a problematic concept,  to my mind, transnational cinema best represents the situation of contemporary filmmaking under conditions of globalisation. Second, transnational cinema highlights the challenges, contradictions and possibilities inherent in its presence at the main site of encounter and exchange: the international film festival circuit. Third, transnational cinema helps us understand the changes brought by the digital turn to non-Hollywood filmmaking, and thereby redefines what we mean today by ‘national cinema’, ‘auteur cinema’ and the ‘cinema of small nations’.

※共催:国際ミニカンファランス「ワールド・シネマの新地平」(名古屋大学映像学分野・専門)11月11日(日)10時より、エルセサー先生自作の映画作品も上映されます。

トマス・エルセサー氏プロフィール
Thomas Elsaesser / アムステルダム大学名誉教授 50年間のフィルム・スタディーズの歴史のなかで、もっとも影響力のある研究者の一人。数々の受賞に加え、その功績はオランダ獅子勲章(2006年)やブリティッシュ・アカデミー客員会員(2008年)で認められている。日本語に訳されているものに、『現代アメリカ映画研究入門』(共著)水島和則訳、「響きと怒りの物語  ファミリー・メロドラマへの所見」石田美紀・加藤幹郎訳『「新」映画理論集成 1 歴史/人権/ジェンダー』所収など。https://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_Elsaesser

◎研究発表(2件)
ビヨンド・シネマ:現代美術におけるスクリーン・プラクティス
馬定延(マ・ジョンヨン)会員(明治大学特任講師)

要旨:
現代美術におけるスクリーンは単なる上映装置を超えて、展示環境の物理的条件を構成する作品の一部であり、それゆえ二次元の平面よりは三次元の空間概念として捉える必要がある。本研究発表では、拡張されたスクリーンの概念を通じて、ホワイト・キューブとブラック・ボックスという展示空間とそれにまつわる美術の制度、イメージの生産、複製、共有、記録、保存に関わるテクノロジーと芸術表現の歴史、そしてそれらによって変容する観客性について考察する。

テレビ時代のメディア環境と水俣病ドキュメンタリーの映像表現
―熊本放送初期作品を中心に

洞ヶ瀨 真人(中部大学人文学部非常勤講師)

要旨:
土本典昭の水俣関連ドキュメンタリー映画は、高度な表現を用いて目に見えない公害被害や犠牲者の苦悩を巧みに具象化していた(Marran 2017、 中村 2010)。だが、こうした映像表現は、1960~70年代のテレビドキュメンタリーも広く共有する特徴である。それらは、土本に匹敵する巧妙さで安易な被害者後援を超越し、水俣病事件が抱える複雑な内情を描出する。本発表では、地元の熊本放送作品を題材に、水俣病の社会背景とテレビ時代のメディア環境との狭間で、こうした新しいドキュメンタリー表現がどのように生じていたのかを考察したい。

◎補足情報(2件)
日本映像学会中部支部 幹事会 14:40-15:00(場所:7階705号室)

国際ミニカンファランス「ワールド・シネマの新地平」
11月10日(土):
 10:00-10:15  開会の辞:藤木秀朗(名古屋大学)
 10:15-12:15  名古屋-ウォリック・トーク
        The World Cracked: Sinkholes, GIFs, and Cinematic Ecologies
        / 砕かれた世界:シンクホーGIF、映画的エコロジー

        カール・シューノヴァー氏 (ウォリック大学)
       Affect of Scale: Small-gauge Film and Tourism in Imperial Japan
        / 空間的スケールの情動:帝国日本における小型映画と観光

        小川翔太氏(名古屋大学)
 13:20-14:50  大学院生ワークショップ
11月11日(日):
 10:30-12:00  映画上映『サン・アイランド』(2017)監督トマス・エルセサー
      (監督との質疑応答)

◎会場へのアクセス
地下鉄名城線名古屋大学駅下車すぐ(東山キャンパス)
下記リンク先の地図B4(4)  文系総合館7階カンファレンスホール
http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/