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2012年度 中部支部第1回研究会

Posted in 研究会 on 8月 24th, 2012 by admin – 3 Comments

日時:2012年9月15日(土)15時~18時
会場:中部大学名古屋キャンパス[三浦記念会館]ホール
 (愛知県名古屋市中区千代田5-14-22 鶴舞駅名大病院口(北口)下車徒歩1分)
 (*お車でお越しの方は、2,3台ほどなら駐車スペースがあるようですので、事前にご連絡ください。)

■プログラム前半:
15:00~15:10 当番校挨拶
15:10~16:10 瀧健太郎氏(早稲田大学)ご講演
16:10~16:40 ディスカッション
16:40~17:00 休憩
■プログラム後半:
17:00~17:30 小川真理子会員(椙山女学園大学)による研究発表
17:30~17:45 ディスカッション
■支部総会:
17:45~18:00 (2011年度予算監査報告、理事会報告、2012年度中部支部事業計画ほか)
■終了後、懇親会(鶴舞駅周辺)

■ご講演について
ビデオ・アーティストとしてご活躍中の早稲田大学・瀧健太郎氏(早稲田大学川口芸術学校専任講師/映像学会会員)をお招きし、氏が昨年、制作されたドキュメンタリー映画『キカイデミルコト』のダイジェスト版の上映と、日本のビデオ・アートについてご講演いただきます。
http://www.netlaputa.ne.jp/~takiken/
http://kikai-de-mirukoto.vctokyo.org/tag/瀧健太郎/
■ご講演の概要:
現在の日本のメディア・アート状況を見渡すと、産業化しやすいエンターテイメント(ガジェット)としての「メディア・アート」か、欧米のアートマーケットを意識した「アート系映像作品」に、大別されてしまうのではないだろうか。しかし、ビデオメディアの登場した60-70年代の数々の試みには、本来そのようなフレームに閉じない豊穣さがあったことが窺える。つまり、かつてのビデオアートと呼ばれたものには、産業化やアートを意識しないからこそ、表現としてのある種の純粋性や、「見る」という哲学的考察が常に意識されていたのではないか。
「キカイデミルコト」の制作を通して瀧氏が改めて実感された60-70年代のメディア状況から、今後の映像やメディアを用いた表現の可能性とその意義についてお話しいただきます。

■研究発表について
椙山女学園大学助手の小川真理子先生に、制作中のドキュメンタリー作品のダイジェスト版上映と、研究報告を行っていただきます。
■発表要旨
発表者は、2012年8月、フランスで行われた舞踏家、若松萌野氏のワークショップの模様を撮影、現在、彼女の表現活動についてのドキュメンタリー映像を制作中である。今回の発表では、映像の一部を紹介しながら作品の意図を報告する。
若松氏はニューヨークで活動後、拠点をヨーロッパに移し、近年は夏にノルマンディー地方にある自宅を開放して2週間の集中ワークショップを行っている。「私のダンスの基本は、とてもシンプルだ。それぞれの状況において、自分を取り囲むもの/自己の外にあるもの(the environment)に対して、誠実であろうとすることだ。そのためには、身体をとおして、その取り囲んでいるものそれ自体に語らせることである。それは、存在となり、身体性となり、運動となるだろう。」このように語る若松氏独自の「空間」と「時間」の理論が、ワークショップの参加者に対して、具体的にアプローチされる。そして、フランスだけでなく、イタリア、ギリシア、ポルトガルなど多様なヨーロッパの参加者たちによる、彼らの身体における試みも興味深いだろう。
「奇異な」と判断されがちな舞踏表現であるが、発表者は、とくに、若松氏のワークショップでの実践を映像化することで、そのような判断が想定していないような理論的奥行きを表すことを目標としたい。