日時:2010年8月4日(水)15時~18時
会場:中部大学人文学部棟 愛知県春日井市松本町1200
教室:2512教室(予定)
プログラム:
1.講演「日本のアニメ産業の歴史と発達 -いつ「アニメーション」が「アニメ」になったのか-」津堅信之氏講演会
スピーカー:津堅信之先生(京都精華大学マンガ学部准教授)
*日本のアニメーションの発達について、主に産業化とその特異性について、
そして近年の製作委員会方式の普及とその問題点について、解説したいと思い
ます(津堅氏)。
2.研究発表
「中国映画のグローバル化(チャン・ツィイー出演作を中心に)」
スピーカー 徐冬梅氏(名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程)
「放送局Channel4の映画事業はなにをもたらしたか - 今日の英国映画産業をめぐる放送局・政府機関・地域の映画組織の支援・協働体制」
スピーカー 木村めぐみ氏(名古屋大学大学院国際言語文化研究科博士後期課程)
3.交流会
■ 研究会趣旨
インターネットがコミュニケーション・メディアのみならず、社会の「インフラ」になりつつある現在、様々な産業に影響を及ぼしつつある。
「メディア・コンテンツ」産業においても、音楽をはじめとして、新聞、テレビ、書籍、映画、マンガ、アニメにおける流通そのものが再編されつつあり、他方で、誰でも制作できる環境が生まれてきている中で、「作者」や「作品」(コンテンツ)のような美学概念、「著作権」といった法的権利が変容を被りつつある。これまで映画やマンガなどの作品は、おおむね、産業から切り離された形で美学や文化論などからアプローチされるにとどまってきた。しかし上記のような変化は、
「作品」(コンテンツ)を、産業やインフラ、テクノロジーとの関わりで理解することを私たちに強いている。端的に言えば、「作家」、「作品」は、これまでもつねに産業全体の利益や国家戦略などの政治力学の中で生まれてきたのである。こうした文脈をある程度共有しながら、アニメ(マンガ)と映画の専門家をゲストに迎え、討論を行う予定である。
津堅信之(つがた・のぶゆき)
京都精華大学マンガ学部アニメーション学科 准教授
専門 日本アニメーション映画史,アニメーション文献史。
著書
「日本アニメーションの力」(NTT出版、2004年)
「アニメーション学入門」(平凡社新書、2005年)
「アニメ作家としての手塚治虫」(NTT出版、2007年)
「日本初のアニメーション作家 北山清太郎」(臨川書店、2007年)
■支部研究会の会場は人文学部棟2512教室(予定)となります。
バスでお越しになる方は、バス停から人文学部棟まで徒歩で約10分かかりますので、ご注意ください。
【 中部大学への交通案内 】
http://commu.chubu.ac.jp/01access.html
■電車、バスご利用の場合
・JR中央本線 名古屋駅→高蔵寺駅(約24分)下車、北口8番のりばより、名鉄バス「中部大学前」行に乗車 (約10分)。
・愛知環状鉄道 岡崎駅→高蔵寺駅(約70分)下車、北口8番のりばより、名鉄バス「中部大学前」行に乗車(約10 分)。
・JR中央本線 名古屋駅→神領駅(約22分)下車、北口バスのりばより、スクールバス(約7分)で大学へ
当日は休業中のため、13時から15時までの間は、神領駅からのスクールバスは15分に1本になります。
高蔵寺駅からのバスの場合は、1時間に1、2本しかありませんので、お気をつけください。
神領駅発バス時刻表・・・
http://www.chubu.ac.jp/student_life/life/commute/school_bus/diagram/vacation/index.html
高蔵寺駅発バス時刻表・・・
http://trainbus.meitetsu.co.jp/bus/BusLine.aspx?param=1
*春日井地区→高蔵寺駅北口発 → 中部大学前着で検索下さい
■ 車をご利用の場合
東名高速道路春日井I.C.より5分
★ お車でお越しの場合、正門で手続きしていただき、守衛さんの指示で、正門近くの駐車場に停めてください。
そしてそこからは下記の地図にありますように、人文学部棟まで歩いてください。
【キャンパス内のご案内 】
■ 大学前のバス停(正門)から人文学部棟までは、以下の地図に記してある太字青線を通って、徒歩で10分ほどかかります。
http://commu.chubu.ac.jp/contents/campusmap.html
支部研究会は非会員の参加も歓迎しておりますので,
ぜひ関心のお持ちの皆さまへご周知ください。